イベントレポート!2023卒エンジニア180名を対象にフォローアップ研修を開催
2023度の新入社員研修を受講した新卒エンジニアを対象とするフォローアップ研修を開催いたしました。本記事ではITCOLLEGEのフォローアップ研修のコンテンツを解説するととともに、実際に参加した新卒エンジニアの感想も公開。「新卒社員のモチベーションを上げたい」「社員の成長を後押ししたいけど、有効な方法が分からない」という課題を感じているお客様は、ぜひ最後までご覧ください。
フォローアップ研修については、以下の記事でも詳しく解説しています。
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ITCOLLEGEのフォローアップ研修の目的
ITCOLLEGEのフォローアップ研修は、社員が自分自身を客観的に振り返る機会をつくり、現在の課題や不安を解消することでモチベーションを改善するという目的で開催しています。
新卒エンジニアの中には日々の業務に追われる中で、現状の整理が疎かになってしまっている方も少なくありません。現場に常駐している場合は上司や先輩エンジニア以外の同年代の社員と触れ合う機会が少なく、スキル不足に思い悩んでしまうこともあります。
人事評価にMBOやKGIなどのフレームワークを取り入れて目標管理を行う企業は多いかと思いますが、目標設定に苦手意識を感じている新卒エンジニアは少なくありません。新卒エンジニアの場合は「長期目標を中期/短期目標に細分化し、1つずつクリアする」「定量目標と定性目標に分ける」「現在の自分のレベル感を把握した上で、ワンランク上の目標を設定する」といった目標設定のポイントを知らないことも多いです。
ITCOLLEGEでは目標設定と行動計画の考え方を知っていただき、残りの半年間で新卒から2年目の先輩エンジニアへとステップアップしていただくことを目指して、以下のコンテンツを取り入れております。
- 講師から、一般的な2年目のエンジニアに求められる姿を解説する
- マンダラチャートを用いて、具体的なアクションプランを設定する
- 自分たちにとって価値の高いエンジニアとは何か、グループディスカッションを通して定義する
マンダラチャートは、大谷翔平選手も活用していたとして有名な目標設定のフレームワークです。目標達成に必要な要素を一つひとつ書き出すことで思考が整理され、「何が不足していて、何をするべきか」が明確にできるため、目標が行動へつながりにくい人・目標達成に向けて何から手を付けたらいいか分からない人には最適です。
セミナーに参加した新卒エンジニアの98.2%が満足
今年のフォローアップ研修はITCOLLEGEの研修会場にお集まりいただく対面セミナーにも関わらず、180名もの方にご参加いただきました。ここではセミナー参加後のアンケート結果を公開いたします。
Q.本日のセミナーの満足度を教えてください
Q.今の自分を全力で褒めることができましたか?
Q.今の仕事を振り返ることはできましたか?
Q.周囲から吸収できることを探すことはできましたか?
Q.価値の高い人物について考えることはできましたか?
Q.会社が求めるものと自分が目指したいものを整理できましたか?
新卒エンジニアの感想を一挙公開
ここでは、実際にフォローアップセミナーに参加した新卒エンジニアの感想の一部をご紹介します。
感想を細かく見てみると、セミナーに参加した新卒エンジニアの多くは目標設定・振り返りの機会がなかったり、フィードバックが少ないことで自分の力量や成長スピードに不安を感じていた方が多かったようですが、このセミナーを通して現状を整理し、年齢の近いメンバーからポジティブなフィードバックをもらうことで自己肯定感を上げることができたようでした。
自社でフォローアップ研修を実施する際も、現状分析と目標設定を行うだけでなく、年齢やスキルレベルが近いメンバーとのグループディスカッションを交えてお互いに褒める・良いところを見つけるという環境をつくれば、安心感を持って取り組んでもらうことができると思います。
単なる感想にはなってしまいますが、ワークの始まりが「自分を褒めてあげよう」というところからだったのは非常に嬉しかったです。研修から現在までをきっちり振り返る、と身構えていた我々にとって緊張をほぐせる良いポイントになりました。
実際、目標設定ワークシートのレビューの際に他のグループメンバーはかなり悲観的というか、自分に厳しめに現状の評価の理由を書いていました。通常、自分を褒めるというのは難しいことだと思うので、そのような機会が頂けたというのはこれから先も仕事を続けていく上で心の栄養になると思います。
目標を立てる時に意識すること(具体性、達成可能性、時間制約性など)が印象に残りました。普段の業務だけに目を向けていると中長期的な目標がないまま時間が過ぎてしまうため、「〇〇までに△△をする」といった明確な目標を立て、スキルアップを目指したいです。
久しぶりに自分を褒めることができました。また、久しぶりに他社の受講者の方とお話しできて、楽しかったとともに、お互いの成長を感じることができました。こうして同じ教室で学んだ方々と再び会う機会はないので、毎年このようなセミナーは続けてほしいと思います。
私自身、目標を立てること自体をとても苦手としています。しかし、会社では「目標を立て、その目標達成に向けどう行動できるか」といった、目標の明確化ができる人が評価されます。そのため、どう目標を立てればいいのか、このままじゃ評価されない、と悩んでおりました。
しかし、本日のセミナーを受け、どう目標を立てればいいのか、その方法が理解できたように感じました。今回の内容を糧に、会社の目標設定シートに取り組んでみようと思います。
各案件や一つひとつのタスクに対してであったり、週次での振り返りや反省をすることはありましたが、配属されてからの約半年間を通しての振り返りをすることはなかったのでとても良い機会となりました。
自分が携わっている案件やシステムについて何も知らない人に向けて、分かるように説明することも今までになく、再確認すると同時に適当な表現が見つからなかった箇所もあったので、自分が携わっているシステムくらいはきちんと分かりやすく説明できるようにしようと思いました。2ヶ月間一緒に研修を受けたメンバーと再会したことで、入社当初プログラミングのことをなにも知らなかった自分を思い出し、初心を忘れずこれからも頑張って行こうと思えました。
入社半年を振り返って、自分の仕事ややるべきことを改めて考えてみて、今後、自分がどのように行動していけば良いのかを明確に知ることができました。また、入社から今までの業務や行動について自己評価をし、その評価について他者からフィードバックを貰うことで、自分では気づけなかった評価部分を理解することができました。
目標設定シートを通したグループワークで、他社の方々の現在の仕事の状況などを知ることができて参考になりました。仕事に対するモチベーションをどこに持っていけばよいか悩むことが多かったですが、本日のワークを通して目標や目的が明確になったため、良い機会だったと感じています。
ほかにもポジティブな感想を多数いただいています
- 自分をほめる言葉を考えていたら、これだけ人に褒められることはないので、少し泣きそうになりました
- 講師の方は非常に熱心で、具体的な例を交えながら、仕事におけるポジティブなマインドセットの重要性や、それを維持・向上させる方法について詳しく解説してくださいました
- 上司目線でどのような部下が価値の高い人材なのかという風に考えることで、改めて自分がどのような人材になればいいのか認識できました
- 実際に「目標設定シート」に自分の気持ち、今の現状、今後の目標について整理し、自分自身を見つめ直すいい機会となりました
- 現状の振り返り、目標の立て方等が主なテーマであったが、雑談する機会も設けていただいて、リラックスして知識を吸収することができたと思います
- 現場に入ってから何となくで業務を行ってしまっていたので、今の現場にアサインされた意味や自身の目標・目的について再度考える貴重な機会となりまし
- 1人では気付けないことが多かったり、共有することで自分の中でわだかまりが解消されたので、とても良いセミナーだったと思います
- 講師の方の社会人1年目の話は思い当たる点がたくさんあり、今後の仕事の取り組み方に大きな影響を与えると思います
まとめ
新卒エンジニアの多くは目標設定に不慣れだったり、現状を振り返る習慣がついていないこともあります。入社してすぐ研修に入り、そのまま現場にアサインされている場合はなおさらです。
「配属当初はやる気があったのに、新卒社員のモチベーションが目に見えて落ちている」「研修での評価は良かったのに、成長が遅いと感じる」という場合は、こういったフォローアップ研修を実施して、社員にとって何がボトルネックになっているのか、何が原因でモチベーションが落ちてしまっているのかを突き止め、先輩社員から働きかけてあげることも必要です。
とはいえ、社内研修のためにプロジェクトを丸1日抜けるのは現実的に難しいこともあります。その場合は、外部に委託することも検討してみてはいかがでしょうか。
ITCOLLEGEでは毎年10月に、その年の新卒エンジニアを集めてフォローアップ研修を開催しております。新入社員研修をご利用いただいたお客様なら何名様でも無料でご参加いただけますので、フォローアップ研修を行うリソースがない場合も安心です。
入社前の内定者研修からフォローアップ研修まで、お客様に合う研修プランをトータルでご提案させていただきますので、新卒エンジニアのフォローアップに課題を感じていらっしゃるお客様はぜひお気軽にご相談ください。