フォローアップ研修とは?新人エンジニアを長い目で育てるコツを紹介!
「配属当初はやる気があったのに、新人のモチベーションが目に見えて落ちている」「春にはもう後輩が入ってくるのに、指導を任せられるレベルにならない」というお困りはありませんか?
実は、新入社員や未経験エンジニアの多くは、学生時代に競技プログラミングでバリバリコードを書いていたプログラミング好きタイプや、チームの輪に入ってワイワイ働くのが好きな適応能力が非常に高いタイプなど一部を除けば、現場にアサインして放っておくだけではスキル的にも人間的にも伸び悩んでしまうことがほとんどです。
特にZ世代の新卒社員は自己肯定感の低さから「チャレンジしない」「自分の意見を言わない」「自主的に動かない」という傾向があると言われています。配属後に積極的な姿勢が見えないと、先輩から「自分から学びにいかない新人」「チームに入っていかない新人」とレッテルを貼られてしまったり、最悪のケースでは会社のカルチャーに馴染めず、短期間の離職に繋がってしまうことも。
そこで各社が今、注目しているのが「フォローアップ研修」です。
フォローアップ研修とは、研修が終了してから一定の期間が経った後に、受講者を再び集めて実施する研修のことです。
「フォローアップ」や「フォロー研修」など、いくつか呼び方はありますが、いずれも新人エンジニアの帰属意識や目的意識・改善意識を高め、結果的に離職率を下げる目的で実施されます。
コンテンツは大きく以下の2つがピックアップされることが多く、特に1.のパターンは新入社員研修の内容を問わず開催しやすいので、実施している企業は多いです。
- 研修で学んだ内容を振り返り、今後に向けた課題設定やアクションプランを策定するもの
- 研修で学んだ内容の実践事例を発表し成果を共有することで、継続的な実施を促し、かつ実践の質を高めるもの
本記事では、実際にITCOLLEGEが無料で開催しているフォローアップ研修のコンテンツをご紹介した上で、参加者の声も公開。自社内でフォローアップ研修を行う際にも、ぜひ事例としてお役立てください。
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ITCOLLEGEではフォローアップ研修を半年スパンで2回実施
ITCOLLEGEでは新卒エンジニア研修をご受講いただいた方を対象に、無料のフォローアップ研修を年2回開催しています。
研修から半年が経過して「新人としてある程度自走できるようになる」というフェーズと、「2年目エンジニアとして自走する+後輩のサポートを担う」というフェーズでは、求められるレベル感や持つべきマインドも異なります。
ITCOLLEGEのフォローアップ研修ではその2つのチェックポイントで自分の現状をしっかりと振り返り、社会人として、そして一人のエンジニアとしてひとり立ちできるようにサポートしています。
1.2025年10月=現状分析と1年目の行動プラン
1回目のフォローアップ研修では、「新人としてある程度自走できるようになる」という目標ラインに向けて、現状分析と3月までの半期の目標設定を行います。
- ステークホルダーに求められている自分の役割・レベル感を知る
- 「目的」と「目標」の違いを知る
- ワークを通して、3月までの目標設定を行い、具体的な行動プランを立てる
- それを達成するために必要なマインド・姿勢・スキルを知る
2.2026年3月=目標達成状況チェックと2年目の行動プラン
2回目のフォローアップ研修では、「2年目エンジニアとして自走する+後輩のサポートを担う」という目標ラインに向けて、前回策定した目標の達成状況をチェックし、ギャップを把握した上で2年目の目標設定を行います。
- 前回設定した目標の達成状況を確認
- 達成/未達それぞれのポイントと原因を分析
- 2年目エンジニアとしての自分に求められる役割・レベル感を知る
- ワークを通して、2年目の目標設定を行い、具体的な行動プランを立てる
社外の同期の成長を目の当たりにすることで、自発的な成長も
多くの企業では半年スパンでの評価面談・キャリア面談を導入されているかと思いますが、評価制度によって「成長の型」が決まっていると、新卒エンジニアの視野を狭めてしまう可能性もあります。
特にジュニア層の評価基準は開発実務にウェイトが置かれていることが多いですが、Z世代にとっては「自分に合うものを選ぶ」という感覚が強く、画一的なルールや自分に合わない役割・仕事に対しては早々に見切りをつけてしまうという傾向も見られるため、ひたすら開発の仕事に向き合いスキルを積み、自分の腕一本で評価が決まるという環境に閉塞感を感じてしまうことも。
ただ、評価制度には会社のカルチャーが出るため、スキルアップ以外にもたとえばプロジェクトチームへの貢献や、カンファレンスなど外部コミュニティへの参加を評価基準に取り入れている会社もあります。
フォローアップ研修に限らず、同じ空間で学んだ受講者と久しぶりに顔を合わせることで、「自社ではとにかくコードを書いて学べとアドバイスを受けたけど、外部コミュニティで学ぶ選択肢もあるんだな」「自分の担当タスクをこなして頑張ったつもりだったけど、他にこんな取り組みをしている人もいるんだな」という気付きはもちろん、自己評価と他者評価を照らし合わせることで自己肯定感・達成感を得ることもできます。
こうした無料セミナーをご活用いただくことで、新卒エンジニアの視野を広げたり、成長意欲を促すことにつながるかもしれません。
新卒エンジニアの声を集めました
同じ空間で学んだ同期と再会して刺激・モチベーションになった
- 仕事では社内の人としか関わりがなかったので、同年代の社外の方と交流できて刺激になった
- 新入社員研修のメンバーと再会できたことで、自分のモチベーションにつながった
- 他の新入社員の方の意見を聞ける、貴重な時間だと感じた
- 他にも同じ悩みを持っている人が少なくないと知れたのは大きかった
ロールプレイングを通して未来をイメージできた
- 自分に後輩ができた時のシミュレーションができた
- 後輩がどう感じるか不安や悩みが分かったので、先輩になった時に不安を取り除けるようになりたい
- 後輩が不安を感じることがないように、自ら話しかけたりしてコミュニケーションを取っていきたい
- グループワークを通して、様々な視点から意見を聞けて参考になった
自分を振り返って、客観的なアドバイスをもらえた
- 入社してから自分のことに必死だったため、「先輩になる自分のあるべき姿」を考える機会があって良かった
- ネガティブな気持ちにならず、振り返りができる機会が嬉しかった
- 自分の考えを見つめ直し、他者に話すことで、考えをより具体的にできた
- 目標や目的をもって仕事に取り組むことの大切さを実感した
フォローアップ研修を行ってみませんか?
いかがでしょうか。適切なタイミングでフォローアップ研修を行うことで、新卒エンジニアの不安を解消し、モチベーションの向上にもつながります。新卒エンジニア研修を計画するタイミングで、フォローアップ研修の導入も検討してみてはいかがでしょうか。
ITCOLLEGEでは、2025年度の新卒エンジニア研修にお申し込みいただいたお客様に2回分のフォローアップ研修を無料で提供しております。新卒エンジニアのスキルアップから成長・定着・リスキリングまで、エンジニアの育成に関することなら何でもお任せください。
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