設立2年目にして『2024年度ベストベンチャー 100』に選出
弊社は2021年の設立以降、SESをメイン事業として金融業界をはじめ製造業界・通信業界などさまざまな業界のクライアントに対して、システム開発・運用保守を中心とした技術提供を行っています。設立2年目のベンチャーですが、『2024年度ベストベンチャー 100』にも選出していただきました。
現在では三菱UFJモルガン・スタンレー証券様、三菱UFJ銀行様、共済火災海上保険様など金融系をはじめ、ANA様、日本IBM様などさまざまな業界の大手クライアントにもお取引いただいており、アプリ開発・システム開発案件や、ネットワーク・サーバーの構築といったインフラの大規模案件獲得など、上流から下流まで幅広く行っております。現在は開発系プロジェクトが2~3割、残り7~8割がインフラ系のプロジェクトです。
「仕事を通じて自己実現したい」。
そんな熱意があるメンバーと働きたい
弊社の特長は、在籍エンジニアのほとんどが未経験からスタートした人材だということです。特に営業職や接客業、コールセンター経験者を積極的に採用し、「ビジネスサイドの知見を持つエンジニア」としてのキャリアをサポートしています。
この採用軸には、私の起業の想いが大きく投影されています。それは「成長意欲のある若手人財に活躍の場を提供し、自己実現してほしい」という想いです。
私は前職の営業コンサルベンチャー時代に20代後半で執行役員に就きましたが、30歳以降の人生を考えた際に「常に挑戦し続ける自分でいたい」と思ったんです。「成長したい」「今の自分を変えたい」と願う誰かのために力になり、成長に貢献し、その成長を通じた自己実現をサポートする生き方をしたい。その想いと、前職で培った経営ノウハウを元に創業したのがスピンテクノロジーです。
この想いは採用にも繋がっていて、一言で言えば相手の「熱量」を重視しています。
「仕事を通して自分の人生を生きたい!」という強い気持ちがある方と一緒に働きたいと、心から感じますね。
逆に言えば、エンジニアとしてスキルや経験があっても、熱量が足りないと思えばお断りするケースもあるんです。誰のために働くのか。仕事を通して、何を成し得たいのか。そこが大切ですね。
IT業界は売り手市場なので、ある程度スキルがあれば自由が利くのは事実です。しかし私としては、これからエンジニアという仕事で自己実現するために、努力を惜しまない人と一緒に会社を作っていきたい。
だから弊社は、普通のSES会社と比べて採用条件は厳しいです。男性社員なら夜勤必須ですし、女性社員も含めて引っ越し必須、残業できることが必須。「未経験からエンジニアになりたいんだよね?フルリモートしてもいいけど、今何ができるの?本当にエンジニアとして頑張りたいんだったら、今はまだ勉強する期間なんじゃないの?」という考え方なんですね。
こう言うとひと昔前のベンチャー企業のように思われるかもしれませんが、もちろん過度な残業や土日出勤などには否定的です。自分や、自分の大切な人との時間をしっかりと確保できるように、会社としても責任を持って動いています。「200人いれば200通りの価値観に応える」ことがスピンテクノロジーが大事にしている価値観です。
それでも採用段階で厳しく伝えるのは、未経験の彼らにとっては自分の将来に向けて「今が踏ん張る時」だからです。お互いのマインドとビジョンを共有した上で、チャレンジしたいという強い想いがある人だけが入社してくるので、彼らもついてきてくれるんですよね。中には内定後から入社までの3ヶ月間必死に勉強して、未経験から独学でOCJP Goldを取得したメンバーもいます。
未経験者を毎月10名採用しても離職率5%。
今後はエンジニアの将来に向けてSESを脱却し、受託開発へ
弊社には社会人としての経験が浅いまま入社するメンバーも多いので、社員教育にはとにかく力を入れています。
弊社のSES事業の特長は、少人数で複数プロジェクトに参画する従来のベンダーとは違い、”やめない・抜けない組織作り”を徹底することで、大規模案件であっても弊社1社でチーム体制を組めること。
クライアントは複数ベンダーを管理する工数や品質リスクを削減できますし、エンジニアも先輩メンバーのバックアップを受けながらスキルアップできます。
また、昨年からは社内に教育部門を立ち上げ、入社後トレーニングを担う専任メンバーを3名つけています。クライアント先での業務が終了してから会社に集まり、自主的に勉強会を開催することもありますね。
採用段階のジャッジと入社後のサポート・教育を徹底することで、未経験者を年間100名以上採用しても離職率は5%に抑えられています。現在の社員250名規模から5年後の社員500名体制という目標に向けて、今年度は未経験の中途エンジニアを毎月10名、25卒の新卒エンジニアを30名採用していこうと考えています。
ただし、今は離職率を抑えられていますが入社から2~3年が経つと、新陳代謝も生まれてきます。30名規模の離職率5%と300名規模の5%ではインパクトも違いますから、今後はそこをどうフォローしていくかが重要ですね。また、現在は平均年齢27歳と若手メンバーが中心ですが、これから5年・10年が経った時、今の商流・ポジションだといずれ単価にも限界が来るとも考えています。
私としては社員に「ずっとスピンテクノロジーで働きたい」と思ってもらえるように、今後は常駐型の働き方から脱却し、受託開発や自社開発を手掛け、世の中に新たな価値を生み出せる会社にしていきたいですね。
もう本当に言うことないです。ITCOLLEGEは最高の研修だと思いますよ。
弊社では入社後に開発エンジニアにはプログラミング、インフラエンジニアにはAWSの勉強をしてもらっています。最初は基礎から始めますが、その後のキャリアを見据えてアーキテクトやプロフェッショナルにも挑戦していくというステップです。
ITCOLLEGEには設立当初から研修をお願いしていますが、きっかけはSESでのお取引でした。案件をご紹介いただいたご縁から、未経験採用に乗り出すタイミングで研修の相談をしたんです。そこからトントン拍子に話が進んで、まずは未経験者を2名だけお願いすることにしたんです。
結果としてはITCOLLEGEを選んで大成功でしたね。これまで40名以上の未経験者を指導していただいていますが、満足度は100%です。もう、本当に言うことないです。最高だと思いますよ。的を射た厳しさで、しっかりと指導してくれるところが良いですよね。「ITCOLLEGEにお願いすれば大丈夫だ」という安心感があるから、私たちも未経験者の採用に投資ができていると感じています。
現在ではITCOLLEGEとも協業していて、弊社のメンバー30名がサブ講師として研修運営をお手伝いしています。弊社の未経験メンバーが研修を受講した後、サブ講師としてトレーニングも受けて、実際に研修で受講者をサポートしているんです。研修と講師トレーニングを通して、次の代に技術を教えられるレベルまで引き上げてくれるので、とても助かっていますね。
実は以前、大手の研修会社にも一度依頼したことがあるんです。こちらも同じく研修の後にサブ講師としてのトレーニングまで受けられるというものでした。
でも、ITCOLLEGEの方が「”人”を見る」と感じています。社員の性格や傾向をしっかりと見て的確に指導してくれますし、私たちにもどういう人物なのかを教えてくれるんです。「この人はちょっとこういうところがあるから、こう指導した方が良い」と的確なアドバイスをくれるのでありがたいですね。
社内研修と比べても、ITCOLLEGEの研修を受けたメンバーの方が仕上がりが断然良い。技術理解度も違いますが、ビジネス系のスキルやマインドの面での仕上がりが全然違うんです。
私自身も営業コンサルタント出身ですが、営業は入社後研修で徹底的にマインドを植え付けられます。中には泊まりで合宿に行って、全員で富士山の周りを必死に歩いてマインドを塗り変えるという会社もありますよね。
しかし、一般的なエンジニア向けの研修はITスキルの習得にウェイトが寄っていて、マインドを教わる経験が不足していると感じています。その点、ITCOLLEGEはエンジニア講師がITスキルとビジネスマインド・スキルを、徹底的に教え込んでくれる。だから研修を受けた後の行動に差が出てくるんだと思います。
私も現在はスピンテクノロジーと並行して、M&A仲介を手掛けるアントレッド・コンサルティングを運営していますが、その中でもお客様と私自身、そして関わるメンバー全員のマインドと目指す方向性が一致していることの大切さは常に感じています。
M&Aのように大きな金額が動くビジネスで、「お金を稼ぐ」ということがコンサルタントの最終目的になっていると、「その案件でいかに多くの利益を引き出すか」という視点で動いてしまう。
しかし、M&Aは単なる組織の結合や買収にとどまらず、戦略的な視点から企業の未来を拓く手段です。M&Aはあくまでスタートであり、大切なことはM&A後に、クライアント、従業員、関係者であるステークホルダーの皆様が成功すること。経営理念・経営戦略に基づいた目的・目標の実現を目指し、M&A後のPMIなどのフォローまで行う事でお客様の成果にコミットする寄り添える存在であり続けたいと考えています。
エンジニアとM&Aコンサルタントは職種こそ違いますが、どちらも「お客様の課題を解決し、プロジェクトを成功に導くこと」がゴールであると思っています。ですからエンジニアにとっても、スタートの段階でマインド面の教育は欠かせません。それをエンジニアが実地で教えてくれるITCOLLEGEだからこそ、信頼してお任せできていると感じています。
助成金申請も無料でサポートしてくれるから、手間なくコストを削減できる
ITCOLLEGEのサポート面についても大満足です。助成金活用も無料でサポートしてくれるのでとても助かっています。本当なら社労士を入れないと、弊社だけではとてもじゃないですが対応しきれないですよ。
弊社はエンジニアは200名以上在籍していますが、営業やバックオフィスは私を含めて10名程度。現在は私を含めて営業が6名、人事が2名、教育が3名、経理が1名という体制なので、なかなか助成金の細かいところまで手が回らないのが実情です。でもITCOLLEGEは助成金申請に必要な書類も一式揃えて、あとはこちらが入力して提出すれば良い状態にしてくれている。ここまで手間なく助成金が活用できるのは本当にありがたいですね。
今の助成金でも研修料金の9割は補填できますが、今後は受託開発や自社サービスの立ち上げなど事業の広がりに合わせて、事業展開等リスキリング支援コースなども活用していければいいですね。
今後のITCOLLEGEに期待していること
ITCOLLEGEなら、何かあってもすぐに聞ける。とにかくやりやすい関係が築けていますね。
担当者も「うちに丸投げしてくれればやっておきますよ」というスタンスではなく、クライアントと協力して社員をサポートしようとしているんですよね。彼らが現場に出てエンジニアとして5年・10年活躍していけるような土台を、研修を通して一緒に作りたいと考えてくれていると感じます。ITCOLLEGEにはエンジニア育成のパートナーとして、ぜひこれからも弊社のメンバーをサポートしていただきたいと思っています。
代表取締役 岡田佳祐様プロフィール
千葉県出身。大学卒業後、総合系コンサルティングファームに入社。メディア、通信、医療、美容、EC、人材業など幅広い業界でコンサルティング業務に従事。
入社1年目から3年連続TOPセールスの獲得後、マネージャーとしての経験を経て事業責任者として事業拡大に貢献。同社執行役員に就任後、グループ会社間の組織再編や企業戦略としてM&A業務に携わる。
同社退任後、株式会社SPINTECHNOLOGYを設立。金融、製造、通信業界のシステム開発・運用保守を中心に受託・請負、ITスクール等の事業を推進し正社員250名に拡大。自身も経営者として多くの課題にぶつかり、M&Aの有効性を肌で感じM&Aを通じて経営問題を改善するために創業を決意し、戦略的M&Aで無限の可能性を追求することを目指して株式会社アントレッド・コンサルティングを設立。
会社名 | 株式会社SPINTECHNOLOGY |
役員 | 代表取締役社長 岡田 佳祐 |
所在地 | 東京都渋谷区 渋谷1-20-1 井門美竹ビル4F |
設立 | 2021年9月 |
資本金 | 40,000,000円 |
社員数 | 230名(正社員) |
事業内容 | ・システムインテグレーション ・システム開発 ・運用保守 ・MANABI事業 ・企業IT研修 等 |
主要取引先 | ・三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社 ・株式会社UACJ ・全日本空輸株式会社 ・日本アイ・ビー・エム株式会社 ・株式会社三菱UFJ銀行 ・共栄火災海上保険株式会社 ・中外製薬株式会社 ・楽天グループ株式会社 ・富士通株式会社 ・日本電気株式会社 ・株式会社日立ソリューションズ ・エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社 |